一般社団法人国際幼児健康デザイン研究所は、「子どもたちが心身ともに健康で生き生きとした生活が実現できるよう、幼児期の健康づくり研究と健康理念の普及、実践支援」を目的とし、現在、コロナ禍の中は、オンラインを中心に、幼児健康の理念を日本・アジアをはじめ、アジア諸国に普及するため、活動しております。
国際幼児デザイン研究所は、この度、東京都日中友好協会青年委員会と共催という形で、本セミナーを企画いたしました。セミナーでは、研究所特別顧問で、早稲田大学教授の前橋明先生、京都ノートルダム女子大学教授の石井浩子先生を登壇者としてお招きし、子どもの健康づくりをテーマとして講演をしていただき、また、当日、参加のリスナーの方々との質疑応答を通じて交流も図りました。
講師紹介
前橋 明
早稲田大学人間科学学術院
教授・医学博士
国際幼児体育学会会長
日本レジャーレクリエーション学科会長
石井 浩子
京都ノートルダム女子大学教授
日本幼児体育学会副会長
日本レジャー・レクリエーション学会常任理事
講演1 子どもの健康づくりー「食べて・動いてよく寝よう?!」運動のススメー
講師:前橋 明
講演2 外遊びの重要性ー幼児・児童の発達に必要な外遊びー
講師:石井 浩子
交流コーナー・Q&A
Q1 新型コロナウイルス感染対策も踏まえたうえでの公園遊び、外遊びについて、気を付けるポイントと、おすすめの外遊びは?
A1 一定の空間を確保できる遊びが望ましい。従来の遊びで、リズム運動、ダンス、縄跳び、ボール投げ、ウォーキング、ジョギング、影踏みなどできる遊びも多い。また工夫次第で空間を確保できる、接触しないという環境を作ることもできる。注意しなければならないことは、大人数が集まる講演を避ける。トンネル、多数が触っている遊具を避ける。帰ってきたときに手洗いなどの配慮が必要となる。
Q2 多言語環境家庭における幼児の言語発達の遅れについて、家庭の関与はどのようにあるべきか?
A2 幼児期にはまだ発達段階からいっても混乱することが多いと思われる。しかし、遅れに感じていても齢を重ねるにつれ、だんだんに使い分けができるようになると考えられる。その段階において感情をこめて話しかけることが肝要であると思われる。
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